楽しいって幸せ

キャンプや旅行のあれこれ。

卵巣腫瘍③入院準備

入院当日までの工数は大まかに分けて6つ。

 

①勤怠申請

②限度額適用認定証の申請

傷病手当金の申請

④生命保険の申請

⑤入院グッズ調達

⑥パッキング

 

面倒だったのはやっぱり②~④の書類への記入。

②と③に関しては、私は国保ではないのに、市役所に申請しに行ってしまった。

なんともマヌケ、、、

保険証に書いてある連絡先を確認しましょう。

 

⑤に関しては、まずはいかに快適な入院生活を過ごせるか無駄に考えた。

 

薬はA4サイズの袋に入って渡されたり、何かと書類は頻繁に確認する必要があると思い、ジャバラ式のA4ファイルを用意。

そこに入院と手術に関連した領収書なども全て保管。

 

病院のベッドの設計をネットで調べて、ベッド横の柵にA4サイズのファイルが入る収納を引っ掛けられるか、ドリンクホルダーを取り付けられるかなど。

 

その結果、入院2日目の手術までは柵の取り外しがされるので引っ掛けられなかったけど、3日目からは取り付けてOKとのことで、術後動きにくい中でも不自由なく過ごせて、テーブルの上は綺麗に保てた。

 

私の持ち込んだ物は下記の通り。

  • メッシュカゴ
  • S字フック 大・中
  • 大きいクリップ
  • 小さいピンチハンガー
  • ドリンクホルダー
  • A4ファイル
  • 保証金70,000円
  • ボールペン
  • ストロー挿しながらフタができるコップ
  • サーモスのマグ
  • 1.5ℓナルゲンボトル
  • ストロー
  • 割り箸
  • スプーン
  • フォーク
  • ヘッドライト
  • ターバン
  • スマホ充電器
  • 小説
  • フェイスタオル2枚
  • バスタオル2枚
  • 洗面道具一式
  • 前開きワンピパジャマ
  • メリノウール半袖と、綿半ズボンパジャマ
  • パンツ3枚
  • ブラトップ2枚
  • ナプキン 夜用1枚
  • 現金53,000円 

 

 

▽衣類系メモ

入院中はパジャマしか着てないし、正直ブラ無しで平気なくらい男性がいなかった。

(たまに男性がいても、婦人科の病院だし、個人的には別に気にならない)

ブラトップも服も、入院当日のをそのまま着て帰ったので、着替えは不要かと思います。

お部屋は常に21~22度に保たれてたので、汗はほとんどかきませんでした。

パンツはさすがにシャワーの度に洗って、ピンチハンガーにフェイスタオルと一緒に干したら、翌日には乾いてました。

でも、術後パンパースみたいなのを履いて出てくるので、全く動けない時に看護師さんに着替えさせて貰ったりするから、3枚は持って行った方が無難。

術後はしばらく生理みたいな出血が続くため、売店で追加購入してナプキンはしてたので、着替えなくても最悪いけると思いますが。

 

▽タオルメモ

タオルはショートカットなので、シャワー浴びてもフェイスタオルだけで足りました。

 

▽カトラリーメモ

病院によって違うと思いますが、桜町病院では無料の飲料水はコップサイズでないと汲むことが出来なかったので、コップで汲んでボトルに入れ替えするシステムにしてました。

こまめに水分補給したかったので、コップ一杯しかお部屋に運べないと大変だったと思うので、口の広いボトルは正解でした。

あと、ストロー挿してフタができるコップも良かったです。

 

術後1日目は水もストローで飲む方が楽だったし、3日目にはカップ自販機のコーヒーとか飲めたので、その時にもストローは重宝。

スプーンはカップ自販機でスープを買った時に使用。割り箸とフォークは使いませんでした。

 

▽その他

大きめクリップは、ベッドのリクライニングで落ちちゃうリモコン類のストッパーに役立ちました。

 

ヘッドライトは、お部屋に付いてるライトが照らして欲しいところで止まってくれなかったので、消灯後読書する時に重宝しました。

 

私は病院のレンタルは申し込まず、洗面道具一式持参したので、洗面バッグを干すのとかにS字フックを使用。

 

現金は、3,000円と50,000円に分けて持っていきました。

実際売店や自販機で使ったのは、1,500円くらいで、退院の時に追加で支払ったのは10,000円。

 

1度も使わなかったのは、ターバンとバスタオル。

私にとってはとても快適に過ごせる装備でした。

卵巣腫瘍② 聖ヨハネ 桜町病院

2020年9月2日。
結石の腹痛により、結局この日も就業開始早々に早退。

ただ、1時間程休んでいると痛みが治まってきて、時計を見ると11時前。

力を振り絞り、まだ子宮がん検診の結果は出ていないけど、急いでタクシーで桜町病院へ。
主人も、検診結果が出る前に見てもらった方がいいと背中を押してくれたことがありがたかった。

桜町病院の1階で紹介状を渡して受付。

呼ばれてファイルを渡されて、2階の診察受付へ。
ここでCTデータを渡す。

ここで30分くらい待ち、診察室へ。
渡してあったCTデータを見ながら、改めて奇形種が4cmくらいあることを確認。

手術の意思確認では、「すぐします」と即答。
私がすぐとか言ったために、来週でもできるとのこと。

実は、来週は元々夏休みをもらっていて、、、
結石にはなったけど、もし流れてくれたら低山登山に行こうと企んでいた。
ただでさえ、元々計画していた立山登山を諦めるという悲しい思いをして(←自業自得)いたので、夏休みは少しでも遊びに行ける可能性を残しておきたかった。

そのため、自分ですぐとか言っておきながら、祝日を挟むこともあり、結局約3週間後の23日から入院となった。

手術内容の説明と、入院についての説明も別途受ける。

同意書や保証人などを書く書類をたくさん持たされ、この日は帰宅。

支払いは7,880円。
入院や手術にかかる費用は、入院当日と退院の2回に分けて払うとのこと。

ここから怒涛の補助金申請や保険の手続き。苦手だ、、、

卵巣腫瘍① 小金井婦人科クリニック

前日の尿路結石に伴うCT検査で発覚した、卵巣腫瘍の存在。

翌日は仕事でしたが、不安過ぎたのでお休みをいただいて産婦人科へ検査へ行くことにしたものの、午前中はまた結石の腹痛に襲われてしまい、午後からのスタートに。

手術の可能性が高いと思っていたので、「聖ヨハネ会 桜町病院」に目星をつけていました。
ふとHPを見てみたら、初診は11時30分までだった。。。
早すぎるだろと思いながらも、とりあえず腫瘍が何なのかを今日中に診てもらえそうな病院を探す。

「小金井婦人科クリニック」

小さそうだけど評価が良さげだったので、縋る思いで駆け込み。

午後一で行ったのですぐに診察をしてもらい、CTデータを渡して結石があることもお伝え。

診てもらったところ、腫瘍は奇形種だということが判明。
そもそも卵巣腫瘍の中でCTに写るのはこの種類のみだそう。

奇形種と言えば、ブラックジャックピノコの元になった腫瘍だと、前日のネットサーフィンで知りました。

歯や髪の毛がくっついてる、グロいやつ。見た目はめちゃキモイけど悪性の可能性が低いとネットで書いてあったので、なんだか安心。

お医者さんも、30代でこの種類なら悪性の可能性は低いと言ってくれました。

ただ、実際に良性なのか悪性なのかについては、腫瘍を手術で取り出した後に検査しないと分からないもので、手術以外の治療法はないことを説明してくれました。

前日のネットサーフィンで卵巣腫瘍は手術必死と覚悟していたので、手術したいことをお伝えしました。

こちらの「小金井婦人科クリニック」では手術できないため、最初に目星を付けていた「聖ヨハネ会 桜町病院」への紹介状を用意してくれました。

子宮がん検診の結果が出てから行った方が流れとして良いらしく、一週間後に結果を携えて行くことに。

「ただ、もし腹痛が酷くて不安なら、この紹介状があればすぐに診てもらえるから、お守り替わりに持ち帰っていいよ」

と、神様のようなお言葉をいただきました。
腹痛は結石によるものなのは分かっていても、私の不安を汲み取って配慮下さって涙が出そうでした。

ありがとうございました。
「小金井婦人科クリニック」のお医者さんと看護師さん、最高です。

尿路結石③ 長久保病院

2020年8月31日 16時。
救急病院の「府中医王病院」より紹介いただいて、「長久保病院」へ車で行きました。

こちらは泌尿器科専門の病院で、総合病院とかよりも、すぐに診てもらえるとオススメされました。
車がないと少し不便な場所かもしれないけど、早く何かしらの薬を処方してもらわないと不安で仕方ないため、こちらの病院で即決。
泌尿器科専門の病院って、少ないみたいですね。

中医王病院で持たせてもらったCTデータを渡して、そんなに待たずに診察室へ。

ちょっと強面なお医者さんに診てもらいました。
腹痛はもちろん、昨夜の強烈な吐き気も尿路結石の影響で、腎臓が正常に働けなくなることで気持ち悪くなるのだそう。
あの吐き気もトラウマだったので、原因が分かり一安心。

不安過ぎて意味不明な質問してたかも。
ごめんなさい。
それでもちゃんと応えて下さって感謝。

そして無事に3種類の処方薬をGET。
これで一先ずは安心して過ごせる。。
9月28日にCT再検査の予約を入れてもらい帰宅。


泌尿器科長久保病院から戻り、晩ご飯を食べる辺りまでは腹痛もなく、「もしやもう結石は膀胱に落ちてくれたのでは?」と安易なことを思っていたら、やっぱり夜には腹痛に襲われる。

即座に処方してもらった鎮痛剤の「ボルタレンサポ」という坐薬を使用してみる。
坐薬の方が効くまでのスピードが早いらしい。
が、便意に耐えきれず、溶け切る前にトイレへ、、

そうなのです、私は坐薬が非常に苦手なのですorz

これは非常にまずい。

もう1回使ってみて、30分くらい我慢したけどホント無理。
やっぱり溶け切る前に出してしまう、、、

飲んでいいか聞いてないけど、また何時間もあの痛みとの戦いをするのは耐えられる気がしない。
効くまでの時間がかかるかもしれないし、効くか分からないけどロキソニンを飲んでみた。

しばらくのたうち回っていたけど、いつの間にか寝落ちしてたみたいで痛みは落ち着いていました。

ロキソニンでも効くことが分かったのは大きかった。
終わりが見えない痛みは本当に辛い。
1時間後だったとしても、終わりが見えたら耐えられる。

あと、やっぱり痛みの種類は生理痛に似てる。
もちろん普段の生理痛よりはもっとレベルが高い痛みではあるけれど、もしもうすぐ生理かなーって時期だったら、多分速攻でロキソニン飲んでたと思う。

もしそれで結石に気付いてなければと思うと怖いので、そこは不幸中の幸いと思える。

尿路結石② 救急病院にて

2020年8月31日 朝7時30分頃。
救急車にて、受け入れ先の「府中医王病院」に到着。

ここだけの話、この時痛みは落ち着いていた。
それなのに、雰囲気的に「大丈夫です」が言えず。
言われるがまま診察室までストレッチャーで運んでもらう。

すんません。。

診察室でお医者さんに痛かったところの説明。
今は痛みもなく、押されても痛くない。

原因が分からないため、CT検査へ。

結果、腹痛の原因は2mmくらいの尿路結石。
それを聞いた瞬間、おじさんの病気だと思ってたから笑いそうになった。
原因の招待が分かり、妙に安堵した次の瞬間、お医者さんから衝撃の一言が。

「卵巣に何かありますよ」

言葉が出なかったのを覚えてる。

(え、死ぬ系?)←アホっぽい

もう若くない女のくせに、女性特有の病気について知識が無さすぎたせいもあったと思うけど、背筋が凍る思いだった。

それを察したのか、絶句状態の私にお医者さんが、

「私は専門じゃないから詳しくは分からないけど、よくあるやつだと思う。1回近くの産婦人科で見て貰って下さいね」

と言ってくれた。
「よくあるやつ」と聞いて、少し正気になった。

一先ず、この「府中医王病院」では泌尿器科産婦人科もないため、治療や処方ができない。
尿路結石については、国立にある「長久保病院」への紹介状を書いてもらい、同日16時で予約を入れてもらった。
卵巣腫瘍については、近くの産婦人科へ行くということに決まった。

点滴が完了した後、お会計を主人と話しながら待っていると、私よりも少し後に搬送された方も近くでお会計を待っていた。

奥さんとの会話が聞こえてきて、同じ尿路結石だったことが分かった。
やっぱり男性がなるよね普通。などと思いながらも、同じタイミングで同じ痛みに耐えていたと思うと妙に労いたい気持ちになる。

そんなこんなで会計を済ませて、タクシーで帰路についた。

ちなみに府中医王病院でのお会計金額は、13,760円。
保険が適用されない場合の合計金額は、45,850円。

救急車で運ばれる場合でも、保険証含めてお財布は忘れてはいけないと肝に銘じる。

でも、CTデータをCD ROMで持たせてくれたので、これから別の病院で見てもらう時にもそれが使える。
そして何より、37度あっても受け入れてくれたこと、専門じゃないのに卵巣について指摘していただいたことに感謝。泌尿器科の病院も、予約まで入れて下さって。

とても助けていただいて、感謝しかない。

尿路結石① はじまり

2020年8月31日0時頃。
就寝前に右下腹部に違和感を感じつつ就寝。

30分後、生理痛に少し似ている腹痛がじんわり。

徐々に悶えて始め、じっとしていられない。
隣で主人がスゥスゥ寝息を立てているため、起こさないようにリビングのソファへ移動。

時を待たずに内蔵をギュッと握り潰されているような、感じたことのない痛み。
時期を考えても、生理痛ではないと認識。
何が起きているのか分からず、パニック状態でソファの狭い範囲でのたうち回る。

1時間ほど経過すると、強烈な吐き気に襲われる。
前日の晩ご飯は、King Gnuのストリーミングライブを見ながら酒を飲み、カルボナーラを食して楽しい時間を過ごしていた。
が、消化がいいとは言えないカルボナーラを大量に吐く。

それからも吐き気は止まらず、4回は吐き、胃液も出し切るがずっと気持ち悪い&腹が痛い。

救急車を呼ぼうか、主人を起こして救急病院へ行こうか、必死に考えるも判断に至らず。
とりあえず朝を迎えるまで待つことにした。

その後、疲れ果てたのか恐らく4時頃一旦寝落ちするも、6時くらいに腹痛により眠りから呼び戻される。

6時30分、主人が起床し、ソファでのたうち回る私を発見。
救急病院を検索してくれたけど、よく分からなかったため、救急車を呼んでくれた。

10分も待たずに救急車到着。
救急車に乗り込み、体温を計ると37.0度。
このコロナ禍、37度あるということで、受け入れ拒否が続いている様子。
絶望的な気持ちと、断られまくりの救急隊員の方への申し訳なさが込み上げる。

何件か確認するうち、受け入れてくれる病院が。
あの時の安堵は忘れない。

諦めずに病院探してくれた救急隊員の皆様に感謝。
受け入れてくれた病院に感謝。
仕事なのに、当たり前の様に付き添ってくれた主人に感謝。

救急車がサイレンを鳴らしながら出発。
主人は心配そうに私の手を握っている。

しかし私はと言えば、安堵したからなのか、タイミングなのか、腹痛が和らぎ始めていた。

色々と申し訳ない気持ちを抱きながら、絶賛通勤ラッシュの街中を、最優先で進んで行く。

きっかけ

ブログ初投稿です。

今回ブログを始めるきっかけとなったのは、初めて「病気」と言えるものに2つ同時になったから。

・尿路結石
・卵巣腫瘍(奇形種)

私は2020年9月に33歳になる女。
そう、病気が発覚した8月31日時点では、本厄の大厄だったのです。

2020年は新型コロナウイルスにより世界が混乱していましたが、私個人は旅行に行けなくなったと嘆いていたくらいで、仕事もスムーズに在宅へシフトできたため、不幸を被ったりはせずに平和に過ごしていました。

元々厄年だから何か?タイプだったこともあり、「本厄の大厄」である事など全く気に留めておらず。
さすがにこうなると、「お祓いしとけばよかった、、」と思わずにはいられない心情になります。

まぁ、結局は都合のいいように厄のせいにしようとしているだけで、なるべくしてなったということなんでしょう。

尿路結石の原因となる生活習慣には、心当たりが山ほどある。
卵巣腫瘍の原因は不明ですが、妊活に注力していなかったツケかなと。

今はどちらもひと段落してそう思えてますが、数日間はとても不安な日々でした。
これからどうしたらいいのか、どうなって行くのか。
その時たくさんの方のブログを拝見し、夫婦共々、大変参考にさせていただきました。

少しでもたくさん情報が欲しかったので、私もこの経験を残していきたいと思います。

あと、人間いつどうなるか分からないとも実感。
キャンプや登山、旅行などの記録を残して、これからの体験向上にも繋げたいと思います。